ART FACTORY城南島のスタジオを利用されているアーティスト、藤原京子の個展をART FACTORY城南島4階で開催いたします。トークイベントやワークショップもございますので、ぜひこの機会にご高覧ください。
ガラスと金属を主素材とする本展は、彫刻、インスタレーション、写真によって構成される空間を通して、光がもたらす視覚体験の可能性を探ります。直径2メートルのガラスシャンデリアを中心に、ガラスの屏風、ステンドグラスを想起させるレリーフ、それらを写真として再構成したシリーズなど、空間全体を意識した作品を展開します。ガラスの透過性や反射、脆さといった特質を手がかりに、「存在の儚さ」「内と外の境界」「神聖と世俗の交差」を可視化します。
《Glass Chandelier》では、鋭利なガラス片を組み合わせたシャンデリアが現れます。華やかさと危うさが同居するその造形は、美の内部に潜む脆さを象徴的に示します。
《Glass Coffin》では、割れたガラス片によって静寂と光を内包する棺が形づくられます。終焉と永遠という相反する概念が、ひとつの形態のうちに結晶します。作家はこれまで、ガラスと金属を用いた制作を通して、現実の背後に広がる静謐な世界へのまなざしを探求してきました。内と外、聖と俗、永遠と終焉が溶け合う「境界」にこそ真の美が宿るという視点のもと、鑑賞者の感覚と意識に働きかける空間を提示します。


