大森・山王エリア巡る文化

【特集】「馬込文士村ガイドの会」と巡ろう! 馬込文士村散策コース

大正末期から昭和初期にかけて、大田区馬込、大森、山王地区一帯には多くの作家や芸術家が居を構えました。後にこのあたりは「馬込文士村」と呼ばれるようになりました。現在、彼らの住居跡地やゆかりの場所近辺には記念館や解説板が設けられ、それらを巡る散策コースも作られました。今回は、この馬込文士村をボランティアでガイドしている「馬込文士村ガイドの会」の方々に実際に散策コースを案内していただき、馬込文士村の魅力に迫ります。
※「馬込文士村ガイドの会」へ依頼する際は、傷害保険を含む実費として、参加者1人につき半日コース 300円、1日コース 500円(ともに税込)がかかります。

「馬込文士村ガイドの会」メンバーは現在23人!


左から、会長の江川麻美(まみ)さん、副会長の内藤光子さん、前会長の岡島公男さん、学芸担当役員の竹村公起(ひろのり)さん

散策に出発する前に、今回ガイドを担当していただく竹村さん、内藤さんと、前会長の岡島さん、現会長の江川さんにお話を伺いました。

――まず、「馬込文士村ガイドの会」とは、どのような団体で、どんな活動をしているのか教えてください。
岡島:「馬込文士村ガイドの会」は、大田区立郷土博物館主催の「馬込文士村ボランティアガイド養成講座」の修了生16名でスタートさせた団体です。平成17(2005)年12月に創立されました。現在、50代から80代までの23名(男性10名、女性13名)が活動しています。活動内容は、馬込文士村の魅力を掘り起こし、ご要望に応じてガイドさせていただくことです。日本文学史の中でも特異な存在である「馬込文士村」の存在・魅力を多くの方たちに知っていただきたいと思っています。

――「馬込文士村ボランティアガイド養成講座」とはどういった講座なのでしょうか?
江川:「馬込文士村ボランティアガイド養成講座」は、2005年に大田区立郷土博物館が主催で行われたのが最初です。2期ほど博物館が主催した後、自分たちで主催して5期までやりました。活動される方たちの年齢が上がってきていることや、コロナの影響で活動をやめられた人もいるので、今年3月にはガイドの会主催で「馬込文士村を知ろう」という講座を行う予定です。すでに定員はいっぱいなので、受講者の中から活動に興味を持ってくださる方が出てくるといいですね。

――それでは、竹村さん、内藤さんに、馬込文士村ガイドを始められたきっかけについてお伺いします。
竹村:かれこれ50年弱、馬込に住んでいますが、現役時代は家と会社の往復だけ。まったく昼間の馬込を知らず、残念に思っていました。定年退職後、おおた区報で『馬込文士村ボランティアガイド養成講座』を知って受講しました。長年住んでいた大田区に、こんなすばらしい歴史があることを知ってうれしかったですね。少しでも多くの人たちにこのことを知ってもらいたいと思ってガイド活動に参加することを決め、今に至ります。

内藤:私も30年来、大田区に住んでいましたが、自分の住む地域のことを全然知らないのがもったいないと思っていました。10数年前に馬込地区周辺に引っ越してきたのを機会に『馬込文士村ボランティアガイド養成講座』を知り、地域の魅力を知る良い機会だと思って受講を決めました。馬込文士村のことを学べば学ぶほど、このすばらしい歴史を後世に伝えていきたいと感じるようになり、ガイドの会に所属し、活動しています。
最近はご無沙汰ですが、コロナ前までは大田区の観光協会を通してガイドの依頼がきたり、池上本門寺の公式ガイド資格を取ったりと、活動の幅も広がっていました。落ち着いてきたら、また前のように活動したいなと思っています。

――ガイドをされるうえで心掛けていることや、うれしかったこと、今後の展望などはありますか。
竹村:事前に質問を想定し、できるだけ調べるようにしたり、地元の情報にアンテナを張るようにしたりして知識を積み重ねるように心掛けています。
活動に加わってすぐにコロナになってしまったので、なかなか経験が積めませんでしたが、世間の状況が少しずつ落ち着いてきたのでしょうか、徐々にガイドの依頼が増えてきています。勉強を続けつつ、楽しみながら長く続けていきたいと考えています。
内藤:自分が楽しくなければ、聞く人に楽しさは伝わらないので、自分自身が楽しんでガイドすることを心掛けています。また、参加者の方々が予想以上に興味を示してくださるときに、やりがいを感じます。事前の予習の苦労が吹き飛びますね。参加者の中には、道すがらの家の庭の植木について質問される方も多いので、そういったものにも少しずつ答えられるようになっていけるといいなと思っています。

――最後に、馬込文士村巡りに興味をお持ちの方にひとことお願いします。
岡島:馬込には、作家や芸術家の解説板が38か所あります。それらをたどる散策コースが設けられ、マップも出ていますが、それを見ても回れないという声をよく耳にします。住宅街ゆえに込み入った路地や小径などが多いからでしょう。私たちが地の利を生かしてご案内しますので、ぜひガイドを利用していただきたいと思います。

さあ、「馬込文士村ガイドツアー」に出発!

いよいよ馬込文士村ガイドツアーに出発します。本日のコースは、一番オーソドックスな「北コース」を少しだけアレンジしてご案内いただきます。


今回は既存の「北コース」から、大森貝塚と、和辻哲郎・子母沢寛の解説板を除いたコースを歩きます。

★スタート★
JR大森駅西口

大森駅西口正面に大きく「馬込文士村散策の道」案内板が掲げられています。地図をよく見ると、想像以上にたくさんの文士や芸術家の名前が点在していて、期待が高まります。

大森駅、西馬込駅、大田文化の森、山王草堂記念館、郷土博物館の5か所にこの案内板が掲示されています。

①文士村レリーフ
駅前の横断歩道を渡り、正面の八景天祖神社へ進みます。神社に続く階段の「馬込文士村の住人」のレリーフがひときわ目立ちます。1枚目のレリーフには、馬込文士村の中核を成した尾﨑士郎・宇野千代夫妻を中心に43人の作家や芸術家の顔が刻まれています。文士村の成り立ちを示す説明や年表のほか、麻雀、ダンスパーティー、女性の断髪など、当時の世相・風俗を示すレリーフもあり、当時の華やかさが想像できます。

馬込文士村住人のレリーフ。ここにいるのは43人ですが、最盛期には100人近い文人・芸術家たちが住んでいました。


昭和初期に麻雀が流行ると、小説家・広津和郎(ひろつかずお)は文士仲間を集めて麻雀に興じました。


詩人・小説家 衣巻省三(きぬまきせいぞう)は、自宅アトリエで毎晩のようにダンスパーティーを開き、仲間と楽しみました。


文士村の中心人物でモガの走りでもある宇野千代が断髪にすると、文士村住人の女性たちはこぞって真似をし、髪を切りました。

八景天祖神社
階段を登り切ると八景天祖神社に着きます。かつてはここから大森の海岸や房総あたりまで見渡せたといわれており、歌川広重の「名所江戸百景 八景坂鎧掛松(はっけいざかよろいのかけまつ)」にも、その景色が描かれています。


八景天祖神社拝殿。天照大神がご祭神として祀られています。


鎧掛松(よろいかけまつ)の切株。源義家が奥州征伐の際に鎧をかけて休憩したとの言い伝えがある松。現在はその三代目の切株が保存されています。


歌川広重「八景坂鎧掛松」
1856年制作、『廣重名所江戸百景 新印刷による』(暮しの手帖社, 1991年)より


②大森射的場跡
「射的」と聞くと、お祭りの夜店で見かける遊びを思い浮かべるかもしれませんが、明治時代は本物の銃を使う射撃練習場を射的場と呼んでいました。この大森射的場は、明治22(1889)年から昭和12(1937)年ごろまで使われていましたが、周辺に住宅地が立て込んできたことから、昭和12年に横浜市鶴見に移転し、その跡地は現在、大森テニスクラブとなっています。往時をしのぶものは隣接する路肩に設置された「日本帝国小銃射的協会跡」の石碑だけです。


「日本帝国小銃射的協会跡」の石碑が路肩に置かれていました。

③尾﨑士郎記念館(旧宅)
戦前を代表する流行作家として知られる尾﨑士郎が、昭和29(1954)年から39(1964)年に亡くなるまで暮らしていた住宅を改装して展示しています。客間や書庫、復元された書斎などに展示された愛用の品々、調度品、蔵書、原稿用紙などを庭側から見ることができます。


敷地内には昔からあった井戸やケヤキの木のほか、藤棚も再現されています。


相撲同好会「大森相撲協会」を作るほど相撲好きだった士郎は、庭のケヤキでつっぱり稽古をし、文士仲間と相撲をとりました。しこ名は「夕凪(ゆうなぎ)」だそうです。


『人生劇場(愛欲編)』中川一政挿絵原画(複製)。

④山王草堂記念館(さんのうそうどうきねんかん)
明治時代のジャーナリストで日本初のジャーナル誌『国民之友』を創刊した徳富蘇峰(とくとみそほう)が、大正13(1924)年~昭和18(1943)年まで住んだ居宅を一部復元し、生原稿や書簡、蔵書などを展示しています。当時の庭は蘇峰公園として整備され、地域住民の憩いの場として愛されています。


「山王草堂」の名前は、蘇峰が雅号を「山王草堂主人」としたことに由来します。


蘇峰の師匠 勝海舟の筆による書や写真なども展示されています。


日本国内では数が少なくめずらしいカタルパの花。新島譲がアメリカみやげとして持ち帰り、蘇峰に与えたものの子孫です。毎年5月頃に白い花が満開となります。

⑤北原白秋解説板・添田さつき解説板
東馬込児童公園の傍らに2つ並んで建てられています。
詩人・歌人として知られる北原白秋は、この高台にある赤い屋根の自宅から眺める景観をたいそう気に入り、精力的に創作に励みました。この解説板から都営地下鉄馬込駅に向かう道は「白秋の小径」という名前の散策ルートとなっています。
添田さつきは、演歌の作詞をして歌い、その歌詞本を売る演歌師でした。昭和になってレコードが普及したことから、小説家、作詞家に転向しました。


添田さつきのヒット曲『東京節』はアメリカ民謡に添田が詞をつけたもの。今で言う「コミックソング」として一世を風靡しました。

⑥山本周五郎解説板
『樅ノ木は残った』『さぶ』などの大衆小説で知られる山本周五郎は、大の相撲好きでもありました。尾﨑士郎の「大森相撲協会」に加わり、士郎とよく相撲を取ったといわれています。


周五郎の朝食は、明治生まれの人らしからぬベーコンエッグと、ネギを刻んだ三州味噌の落とし汁との組み合わせだったそう。

⑦萬福寺(室生犀星句碑)
萬福寺の裏手に住んでいた犀星は、萬福寺を「うつくしきみ寺」とその作品の中で称えました。後に犀星の家を移築することになったとき、萬福寺はその庭から石を2つ譲り受け、犀星の句を刻んで句碑としました。


曹洞宗寺院。建久年間(1190~99)に梶原平三景時公によって創建されたと伝えられています。


陽炎(かげろう)「葱(ねぎ)の皮 はがれしままに かぎろひぬ」
「かぎろ」とは、陽炎のことで、春の陽気にゆらゆらと景色が揺れる様子をいいます。春の季語です。馬込の春の葱畑を詠んだ句です。



笹鳴(ささなき)「笹鳴や 馬込は垣も まだらにて」
笹鳴とは、冬の間のうぐいすの「チャッチャッ」という調(ととの)わない鳴き方のこと。冬の季語です。当時、新興住宅街であった馬込の垣根のまだらな様子と掛け合わせています。


⑧室生犀星解説板
室生犀星は、その複雑なおいたちから、自らの家族をとても大切にしました。最初に住んだ馬込谷中が湿地であったため、家族の健康を気づかって萬福寺近くに引っ越します。安息の地を得た犀星は、この地で幾多の作品を残すとともに、近くの小学校などの校歌作成に携わりました。


馬込谷中の家では、犀星は番犬としてブルドッグを飼っていました。彼はその犬のことを、「馬鹿のごとき面相なれど、記憶力深し」と書き記しています。

⑨小林古径解説板
小林古径は、新古典主義という画法を編み出した日本画家です。馬込に画室と自宅を持ち、庭ではクジャクを飼っていました。このクジャクを見に、室生犀星が訪ねてくるなどの交流がありました。古径と親しくなった犀星は、自著の装丁を古径に頼み、つゆ草の絵を描いてもらいます。それが昭和33(1958)年に発売された『随筆女ひと』です。


古径の描いた見事に羽根を開いたクジャクの絵は、文京区の永青文庫に所蔵されています。


『随筆 女ひと』室生犀星/著、小林古径/画(岩波書店)
古径と室生犀星は、長年近所に住み親しくしながらも、一緒に仕事をすることはありませんでした。この装幀が、古径が犀星のためにした最初で最後の仕事となりました。


★ゴール★
⑩佐藤朝山(さとうちょうざん)解説板

佐藤朝山の作品として有名なのが、日本橋三越本店 本館1階 中央ホールにそびえたつ全長約11mの木造彫刻「天女(まごころ)像」でしょう。三越創立50周年記念事業の一環として、昭和35(1960)年に朝山とその弟子によって制作されました。
彼の住まいとアトリエのあった場所には、現在、大田区立郷土博物館が建てられています。


佐藤朝山解説板。大田区立郷土博物館前に設置されています。


日本橋三越本店 本館1階 中央ホールに置かれている「天女(まごころ)像」。制作に約10年を要しました。(株式会社三越伊勢丹)

大田区立郷土博物館(馬込文士村コーナー)
散策コースのゴールは、大田区の歴史や文化などを紹介する大田区立郷土博物館です。


馬込文士村に居を構えた版画絵師 川瀬巴水(かわせはすい)の作品も常時展示されています。
アクセス
都営地下鉄浅草線西馬込駅より徒歩7分
JR大森駅北口改札から東急バス4番乗り場で「荏原町駅入口」行に乗り、「万福寺前」下車徒歩2分
開館時間
9:00~17:00
入館料
無料(特別展の観覧料はお問い合わせください)
休館日
月曜(祝日は開館)、年末年始、その他に臨時休館
住所
〒143-0025
東京都大田区南馬込5-11-13
TEL
03-3777-1070(代表)

郷土博物館3階には馬込文士村コーナーがあり、文士・芸術家たちの資料や自筆原稿、小林古径の旧宅模型なども展示されています。


大森駅をスタートしてから、ここまで所要時間は約3時間。歩数にして8,000歩弱です。歩数はそれほどではないものの、心地よい疲労感があるのは起伏のある地形を歩いたせいかもしれません。こうして実際に文士たちが暮らした町を実際に歩いてみると、その息遣いが身近に感じられるような気がします。そして、彼らの作品に触れてみたいと、新たな興味がわいてきました。

散策コースは全3コース。ご希望に応じてアレンジも可能

【申し込み方法】
ガイドを依頼する場合は、15日前までにお申し込みください。その際は下記事項をお伝えください。
①希望日
②参加予定人数
③集合場所と集合時間
④解散場所と解散時間
 *集合場所、解散場所はJR大森駅または都営地下鉄浅草線西馬込駅が便利です。
⑤代表者の方の住所、氏名、電話番号、メールアドレス等の連絡先

予約優先とさせていただきますので、ご希望に沿えない場合もあることをご了承ください。お受けできるか否かは後日(2~5日後)お返事させていただきます。

【ガイド料】
参加者一人につき 半日コース 300円(税込)
         一日コース 500円(税込)
いずれも傷害保険を含む実費となります。

【散策コース】
①南コース 約3km強 坂道多
JR大森駅西口→文士レリーフ→大森ホテル跡・望翠楼跡→弁天池・室伏高信→片山広子・山本有三→川端康成・石坂洋次郎→衣巻省三・稲垣足穂→尾﨑士郎・宇野千代→佐藤朝山・郷土博物館(文士村展示室)→西馬込駅(都営地下鉄浅草線)

②北コース 約3km強
JR大森駅北口→大森貝塚→和辻哲郎・子母沢寛(解説板別場所)→尾﨑士郎記念館→山王草堂記念館(徳富蘇峰公園)→添田さつき・北原白秋→山本周五郎→萬福寺(犀星句碑)→室生犀星→小林古径→郷土博物館(文士村展示室)→西馬込駅(都営地下鉄浅草線)

③犀星笹鳴の丘から白秋の小径へ(詩人コース)
西馬込駅(都営地下鉄浅草線)→郷土博物館→小林古径→室生犀星→萬福寺・犀星句碑→山本周五郎→北原白秋→白秋小径跡(きょろろ鶯散文詩をたどる)→川瀬巴水版画陶板(新馬込橋)→馬込第三小学校・犀星の離れ現存→馬込駅(都営地下鉄浅草線)

*各コースの逆まわりも可能です。
上記のほか訪れたい場所がある場合は、申し込みの際にお伝えください。ご希望の箇所、文士、画家等でコースを作成します。とくにご要望がない場合は、季節や時間などを考慮に入れてコースを作成します。
*散策経路は住宅地ですが、江戸時代に馬込九十九谷(つくもだに)、苦重苦谷と呼ばれるほど坂道が多い地形です。ウォーキングスタイルでの参加をおすすめします。
【問い合わせ・申し込み先】
馬込文士村ガイドの会
電話・FAX
03-6809-9616
E-MAIL
magomemura@yahoo.co.jp

大田区ゆかりの文人の記念館


明治時代のジャーナリスト徳富蘇峰の旧宅
・山王草堂記念館
https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/sanno
日本で初のジャーナル誌『国民之友』を創刊した徳富蘇峰の居宅を復元した記念館。蘇峰の蔵書や書簡などが展示されているほか、馬蹄形の文机も展示。当時の庭は蘇峰公園として付近住民に親しまれている。
アクセス:JR大森駅西口(山王方面)より徒歩15分
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料:無料
休館日:年末年始(12月29日~1月3日)、臨時休館
住所:〒143-0023 東京都大田区山王1-41-21
TEL:03-3778-1039

『人生劇場』で知られる作家の居宅を復元
・尾﨑士郎記念館
https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ozaki
自伝的大河小説『人生劇場』の著者であり、馬込文士村を世に知らしめた中心人物ともいうべき尾﨑士郎が晩年を過ごした居宅を復元した。原稿や著書、愛用品、蔵書などが展示されており、外周から見学できる。
アクセス:JR大森駅西口(山王方面)より徒歩10分
開館時間:9:00~16:30(建物に入ることはできません)
入館料:無料
休館日:年末年始(12月29日~1月3日)、臨時休館
住所:〒143-0023 東京都大田区山王1-36-26
TEL:03-3772-0680(大田区立龍子記念館)

近代日本画の巨匠 川端龍子の作品を展示
・龍子記念館
https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi
近代日本画の雄であり、文化勲章受章者でもある川端龍子の記念館。大正初期から戦後にかけての約140作品を所蔵されているほか、かつて住宅とアトリエを構えた跡地は龍子公園として保存されている。
アクセス:都営地下鉄浅草線 西馬込駅南口から徒歩15分
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料:
【通常展】
大人(16歳以上)…200円
小人(6歳以上)…100円
(団体20名以上:大人160円/小人80円)
※65歳以上(要証明)、未就学児及び障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
【特別展】
企画内容によりその都度定める。
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)、展示替えの臨時休館
住所:〒143-0024 東京都大田区中央4-2-1
ハローダイヤル:050-5541-8600
TEL・FAX:03-3772-0680(記念館直通)

「馬込文士村ガイドの会」と巡る散策特集、いかがでしたか。馬込・山王地区には、今回ご紹介した以外にもたくさんの作家や芸術家の解説板が設置されています。ぜひガイドさんと共に回ってみませんか? 仲間と出かければ、ちょっとした遠足気分が味わえたり、新しい発見があったりするかもしれません。

そしてそんな体験をぜひSNSへ投稿してくださいね。その際は#uniqueotaをつけるのをお忘れなく。
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ぜひ、あなたの興味あるコンテンツを探してみてください。
次回の特集も、お楽しみに!
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