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【特集】5月下旬から6月上旬が見ごろ 「スカシユリ」を見に羽田へ遊びに行こう!

東京都内にありながら、自然に囲まれたスポットが充実している大田区。今回は、この季節に見ごろを迎える「スカシユリ」が植えられたソラムナード羽田緑地と、併せて訪れたい周辺スポットをご紹介します。

羽田空港と多摩川に隣接し、空と水辺が織りなす美しい景観を楽しむことができるソラムナード羽田緑地は、のんびりとお散歩するのにぴったりな癒しの空間です。満開のスカシユリにも元気をもらえますよ!

散策にぴったりな『ソラムナード羽田緑地』

ソラムナード羽田緑地は、大田区がHANEDA GLOBAL WINGS 第2ゾーンに整備した緑地です。多摩川に沿って、面積約16,000㎡、全長1.1kmにわたり美しい緑地が続き、散策路や展望テラスなどが設けられています。



緑地の名称は公募によって決まったものです。羽田空港を象徴する「空(ソラ)」とフランス語で散策路を意味する「プロムナード」を合わせて、「歩いていて心地のよい空と散歩道が調和するような場所になるように」という思いが込められています。

その名前の通り、水際線を活用した散策路は、視界を遮るものが少なく開放感がいっぱい!


羽田空港に隣接しているため、「飛行機の離着陸」を間近で楽しめるほか、時間帯によっては、「東京湾方面から昇る日の出」や、「多摩川上流方面に沈む夕日」「多摩川対岸にある川崎市の工場街の夜景」など、水辺と都市が作り出すここでしか見られない景色に出会うことができるのも魅力のひとつです。

初夏に見ごろを迎える「スカシユリ」

ソラムナード羽田緑地内の花壇には、スカシユリ(品種名:パスカス)が約9,000株植えられており、5月下旬から6月上旬にかけて見ごろを迎えます。



スカシユリは、中部地方より北の海岸の岩場や崖などに生育するユリ科の多年草で、強い潮風にも負けない強さをもつ花だそう。花びらの上の方は広く、付け根となる下の方は細くすぼまっていて、間にすき間ができ、「向こうが透けて見える」ことから、スカシユリと名付けられたとされています。

鮮やかなオレンジ色の花が、空を見上げるように上向きに咲くこともスカシユリの特徴のひとつ。ユリ科の植物は、通常横か下向きに花を咲かせることが多いので、上に向かって花を咲かせる様子は珍しく、見る人を前向きな気持ちにさせてくれます。



ソラムナード羽田緑地の一面にスカシユリが咲く光景は、まさに圧巻です。太陽のようなオレンジ色の花と、青い空や白い雲とのコントラストも美しく、元気をもらえる景色です。満開の時期を見計らって、ぜひ訪れてみてくださいね!




ソラムナード羽田緑地のスカシユリについて
大田区の担当者に聞きました!

――ソラムナード羽田緑地に、なぜスカシユリを植えることになったのでしょうか。

隣接する羽田空港は「日本の玄関口」として知られています。2020年の国際的スポーツイベントの開催や、周辺エリアでのホテルの建設などにより、国内外から多くの人が集まることが期待されていたため、「おもてなし」の意を込めて「和」の花を植えることになりました。

ただし、海に面したソラムナード羽田緑地に植えるには、潮風に強く、風に打たれても倒れにくい花であることが必須です。そこで、潮風に強い花をピックアップし、遠くからでも人の目に入る鮮やかな色彩を考慮した結果、オレンジ色の映える「スカシユリ」を植えることに決まりました。スカシユリの栽培は、2023年で4年目を迎えます。

――花の世話や手入れなどは、どのように行っていますか?

花壇一面に花を植えてしまうと雑草の草取りなどの作業がむずかしいため、畑のように縞状にして植付けをして、手入れしやすいように工夫しています。こうすることで、植込みの脇に人が入って、花が咲いている時期でも花を傷つけることなく草取りをすることができます。花の咲いていない時期は、通常の草刈りと同じように管理しています。



また、毎年、花が終わると、翌年の開花に向けて、球根の「肥育」を行うために「花殻取り(花の摘み取り)」をしています。

「肥育」とは、来年も花を咲かせられるよう、球根を太らせることです。植物は光合成を行って作られた栄養分を、植物全体に送って生育します。花殻(種ができる部分)を取ることで、光合成により作られた栄養分の全てを球根に送り、蓄えることができるようになります。

花が終わった後には、花を咲かせることで要した体力を回復させるために、少しだけ肥料を与えます。これを「お礼肥」と呼んでいて、「今年もきれいな花を咲かせてくれて、ありがとう」という気持ちを込めて行っています。翌年も美しい花を楽しめるように、手入れを行っています。

――ソラムナード羽田緑地のおすすめの楽しみ方があれば教えてください。

天気のいい日は、東京スカイツリー、東京タワー、そして富士山を眺めることができます。また、午後3時過ぎたころに見ることができる、ジェット機がB滑走路を離陸して、「スカシユリの花園」の真上を飛ぶ様子は圧巻ですよ!

*アクセスマップ*

※延伸工事部のオープン時期未定

ソラムナード羽田緑地

所在地

東京都大田区羽田空港2-8-1

アクセス

京浜急行電鉄空港線・東京モノレール「天空橋駅」徒歩10分



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大田区には、ソラムナード羽田緑地以外にも、花や紅葉など、美しい植物の姿を楽しめるスポットがたくさんあります。詳しくはこちらの記事をご覧ください!
https://unique-ota.city.ota.tokyo.jp/charm/nature/pickup-202206-1/

お散歩ついでに訪れたい! 周辺の注目スポット

ソラムナード羽田緑地の周辺には、近年、新産業の創造・発信のための拠点や商業施設、ホテルなどが次々と開業し、新しいまちづくりが進んでいます。ここからは、併せて訪問したい注目のスポット2か所をご紹介します。

◆羽田イノベーションシティ


「羽田イノベーションシティ」は、羽田空港跡地にある大規模複合施設です。「先端」と「文化」の融合をテーマに、研究開発施設が集積し、世界をリードする産業の拠点として、また多彩な文化の発信拠点として、イノベーションを生み出すことが期待されています。

2020年7月3日に一部施設が先行開業し、現在は、2023年のグランドオープンに向けた工事が進行中です。施設内では、「自動運転バス」の走行や、ロボットが料理・配膳を行うレストラン「AI_SCAPE(アイ・スケープ)」など、未来のまちを予感させる興味深い光景を見ることもできますよ。

お散歩ついでに訪れるなら、特に次の2つの施設がおすすめです。

・足湯スカイデッキ


足湯に浸かりながら、目の前にある羽田空港を離着陸する飛行機を眺められるスポットです。利用料金は、なんと無料! 夜はライトアップされて、ロマンチックな雰囲気に。周囲の夜景を楽しみつつ、空港の夜景と飛行機が織りなす光のショーを観覧する特等席になりますよ!

営業時間

5:30~23:30 ※貸切利用時は入場不可

料金

無料



・アーティストビレッジ

アート遊具が配置された芝生広場。かつて、ここが漁師町であったことに由来し、漁網をモチーフとしたアート遊具は中に入って遊ぶことが可能です。天気がいい日にピクニックを楽しむのも気持ちがよいですよ!

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羽田イノベーションシティについては、こちらの記事でも紹介しています!
https://unique-ota.city.ota.tokyo.jp/charm/culture/haneda-innovation-city/

◆羽田エアポートガーデン


続いてご紹介する「羽田エアポートガーデン」は、2023年1月にオープンしたばかりの複合型商業施設です。羽田空港第3ターミナルに直結し、ホテル、天然温泉、ショッピング・レストランエリア、バスターミナル、イベントホールなどが集結しています。

日本の玄関口らしく、日本ならではの文化を感じるお店が多いのも特徴のひとつ! ここでは、ここならではのショッピングを楽しむのにおすすめのエリア「ジャパンプロムナード」と「羽田参道」の2つをピックアップしてご紹介します!

・ジャパンプロムナード
「古き良き日本の文化を今へ伝える」をテーマとしたエリア。和小物や雑貨をはじめ、お茶の名店や甘味処などが並んでいます。さまざまな日本の銘産品を扱う各店舗の店先には、暖簾がかかっており趣たっぷり!



・羽田参道
おみやげ選びにおすすめのお店が並ぶエリア。お店の外観は連続する鳥居をイメージしたもので、中には日本らしさ満点の和雑貨などのお店も! 見ているだけでも楽しめます。



*アクセスマップ*

※延伸工事部のオープン時期未定

羽田イノベーションシティ

所在地

東京都大田区羽田空港1-1-4
※京浜急行電鉄空港線・東京モノレール「天空橋駅」直結



羽田エアポートガーデン

所在地

東京都大田区羽田空港2-7-1
※羽田空港第3ターミナル2F到着ロビー直結




自然と都市が融合したまちづくりが進み、今後の発展がますます楽しみな「ソラムナード羽田緑地」の周辺エリア。のんびりとお散歩するのはもちろん、技術や文化にふれたり、グルメを楽しんだり、ここにしかない体験もたくさんあって、充実した一日が過ごせます。お休みの日にぜひ訪れてみてくださいね!

大田区内にはまだまだ注目のスポットがたくさんあります。あなただけの「おおた推し」スポットを見つけてみてください! 見つけたスポットは、ぜひSNSへ投稿を。その際は#uniqueotaをつけてくださいね!

大田区シティプロモーションサイトUniqueOtaでは、「他にはない、大田区ならではのユニークな場所と出会えるまち」を合言葉に、区内のさまざまな魅力を発信中です。
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