リーズナブル！！大田区保養施設「伊豆高原学園」に宿泊してみました【前編】

大田区の保養施設である「伊豆高原学園」ではとてもお安く宿泊ができます。さらに、こどもたちが、わくわくするアクティビティがとても充実しているのです。

そんな伊豆高原学園に“わくわく”を求めて潜入取材してきました。

大田区に保養施設がいくつあるかご存じですか。

長野県東御市にある「休養村とうぶ」や民間宿泊施設と区が契約を結ぶことで安価に利用できる大田区指定保養施設、そして静岡県伊東市にあるここ「伊豆高原学園」など計５つの施設があります。

保養所ときくと、会社の従業員や家族などの研修施設かなと思う方も多いと思います。

実は伊豆高原学園、もともと区立小・中学校の移動教室として開設され、移動教室がない期間は大田区民や区外の方も利用できる宿泊施設なんです。

※他の保養施設：https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/manabu/hoyou/index.html

お部屋は、和室１室１泊10,000円で泊まれます。32畳の和室は定員12名まで宿泊可能で、広いお部屋でゆっくりと過ごせます。素泊まりで、夕・朝食は別で済ませることもできますね。

そのほかにも、洋室やバリアフリー室なども。

夕食は季節の食材や地元と食材をふんだんに使った四季御膳2,700円や特別会席4,500円、朝食も1,300円ととてもリーズナブルです。

月４回も利用される方もいるそうですが、リピートしたくなるその気持ち良くわかります！！

温泉も楽しめちゃうんです

男女ともに、露天風呂付の大浴場とバリアフリー化された大浴場がそれぞれ２つずつ。温泉好きはどちらも堪能してほしい。露天風呂では月が煌々(こうこう)と湯を照らし、疲れた体を癒してくれます。都会の喧騒から離れて、ホッとひと息つける、そんな温泉でした。

お風呂からでると迎えてくれるのは、マッサージ機とアイスや飲み物の自販機。ここで1杯プファーっと。このあと食事も幸せな時間を過ごせました。

‥✤子育て世帯向けに充実した設備も✤‥

施設はバリアフリー化されていて、エレベーターはもちろんのこと、お風呂も一部スロープになっていて安心したつくり。こども向けのベビーソープもありました。ほかにもベビーベッドや多目的トイレなど、こどもを持つ親にとってはとても安心できます。

バリアフリー化されたお部屋もありますので、子育て世帯を問わずご高齢の方などでもご利用できますよ。

“わくわく”するアクティビティが満載

伊豆高原学園では、大人もこどももわくわくするアクティビティが充実しています。

スマートバーベキューやドラム缶で作るピザ、海洋深層水で作るお塩、夜の星空を眺める星空観察、施設内で剪定(せんてい)した木材を使ったクラフト体験など、なかなか都会では体験できないことが盛りだくさん。

この魅力を伝えたくバーベキュー、ドラム缶ピザ、星空観察、クラフト体験をしてきましたのでご紹介します。

スマートバーベキュー／ドラム缶ピザ

インストラクター　壇野さん（ニックネーム：どうまん）

手ぶらでOK、何も用意しなくてもインストラクターが丁寧に教えてくれます！

ナスやピーマン、トマト、タマネギ、牛肉などの食材をふんだんに使って、家族や仲間とワイワイしながら調理できます。

ピザは生地からしっかり作ります。小麦粉をコネコネして、発酵させたら具材をのせて、ドラム缶のかまどへ。かまどの中に入ったピザがみるみる焼けていきます。おいしそうに焼けました！

みんなで食べる食事はおいしいですね。

最後はお片付け。ごちそうさまでした！

スプーン・フォークづくり　

インストラクター　清水さん（ニックネーム：メロス）

次にクラフト体験をしてきました。

まずスプーンやフォークの持ち手となる木を選びます。クロカシやサクラ、アブラチャンなど、学園内の木々たちばかり。剪定（せんてい）した際に廃材となった木々を再利用します。

私はアブラチャンの木を選びクラフト開始。木を削るには小刀を使います。木の種類によっては硬い柔らかいがあり難易度も異なります。アブラチャンは硬いようで、大人でも少し力が必要です。先端を削り終えると、挿入口にスプーン・フォークの金属の部分を接着剤と一緒に挿入し、乾燥させると完成です。持ち手をやすりで研ぐとより滑らかな質感を醸しだせます。大人でも夢中になり、無言になってしまいました。