東京都及び公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和7年5月20日に「東京手仕事」プロジェクト商品発表会を開催し、開発した20商品を初披露するとともに、優れた商品に対して東京都知事賞等の各賞を発表しました。
大田区内業者からは2社の商品が紹介され、うち1社は東京都知事賞を受賞しました!
東京手仕事プロジェクトとは…
現代の消費者が求める伝統工芸品の新書品を創り出すとともに、国内はもとより世界に発信していく取組みです。
紹介された商品
CHOCIN GLASS(江戸切子) ~煌めきを纏う 提灯のような江戸切子~
【東京都知事賞受賞】
日本を代表する工芸品は、一見シンプルな佇まいの中に、歴史に育まれた膨大なノウハウと卓越した技術が凝縮されています。そんな奥ゆかしさの中にある技とこだわりを、日本の伝統的なモチーフである提灯に重ねました。
今までの江戸切子商品にはない横縞のみの切り込みを入れることで、反射の美しさと握りやすさ、滑りにくさを両立したデザイン。シンプルな構成、手前と奥で縞模様が立体的に重なることで、従来の江戸切子よりも奥行きのある複雑な輝きを楽しむことができます。繊細な横方向のカットのみを職人の技術と感性でひとつひとつ丁寧に施し、提灯に使用される和紙の質感を表現。これが江戸切子を再解釈した「江戸切子の新しい形」です。
ペアグラスのご要望に合わせて、色展開としてクリスタル、アンバー、ブラックの3色を用意しました。
種類:3種
①アンバー
②ブラック
③クリア
材質:口径82×高さ100㎜
サイズ:クリスタルガラス
希望小売価格(税込):各36,300円
有限会社 鍋谷グラス工芸社
東京都大田区南蒲田3−11−21
屏風バッグ 折彩-ORIIRO- ~江戸表具師が作る リバーシブルの屏風バッグ~
屏風を製作する伝統技術で製作された、今までにない和紙と木のミニバッグです。和装・洋装どちらにも合い、ファッションのアクセントとして、パーティーなどのハレの日はもちろん、日常使いにも最適。木製部分は和紙で繋ぎ合わせる、屏風の折りたたみ部分の技術が使われており、リバーシブルでお使いいただけるうえ強度も十分。バッグ表面には通常襖などに使われる厚手の和紙、内袋には繊維の入った強い和紙を使用しています。
江戸表具の技法を用い「貼る、折る」だけで縫わずに製作した、今までにない和紙と木のミニバッグです。襖や屏風で使用する江戸からかみと天然木材による木枠を使用、温かみがありシンプルながらも華やかな意匠は、和装・洋装を問わずお使いいただけます。取り外しやすく使用中に外れにくい内袋、楽に開閉ができる革ひも製綴じ具の開発など、使い勝手にもこだわっています。
種類:3種
①金/赤
②白/ピンク
③銀/水色
材質:①ウォールナット、和紙、 牛革
②③ブナ、和紙、牛革
サイズ:
①約25×7×高さ18.3㎝
②③約25×7×高さ18.3㎝
希望小売価格(税込):
①52,800円
②③各47,300円
株式会社 神山表具
東京都大田区西六郷2−6−13
発表会の様子