久原小学校に竪穴式住居が出現!?

大田区内の区立小学校で結成されるお父さんたちのグループ「おやじの会」。日々、子どもたちのために楽しいイベントを企画・運営しています。

「久原小学校おやじの会」では、11月末から12月頭にかけて竪穴式住居を作りました。令和の時代になぜ竪穴式住居を作るのでしょうか…?

 


久原小学校「おやじの会」メンバーの皆さま (12月1日藁かけ作業後の集合写真)

 

おやじの会メンバーにインタビュー!

Q1:なぜ久原小学校で竪穴式住居を作り始めたのですか?また、いつから始まった事業でしょうか?

⇒2006年頃、学校から遺跡がでた小学校として、子供達に体感してもらうために復元を始めました。今も学習の一環として年に1回復元しています。

 

Q2:今年の竪穴式住居の製作期間を教えてください。また、おやじの会の皆さまの活動頻度はどのくらいですか?
⇒およそ3日です。
11月24日 五年生の授業として藁(わら)を結く作業を実施
11月25日 住居の骨組みを作成
12月1日 藁かけ※児童の登校まで作業を完成し、驚かしました
12月2日 撤去
おやじの会は四半期に一回大きなイベントを開催するために、月1回の定例会実施しイベントに向けて準備しております。

 

Q3:今年の竪穴式住居の大きさを教えてください。

⇒タテ ✕ ヨコ ✕ 高さ = 5m × 5m × 4m

 

Q4:どんな想いで竪穴式住居を制作しましたか?

⇒久原小は遺跡の上に立っている(大田区で最も古い遺跡の上に建つ小学校)ので、子どもたちに竪穴式住居を製作する貴重な経験を実感してもらいたいのと、当時の生活を想像し、思いを巡らせてもらいたいと想っています。

 

Q5:製作期間で、思い出に残っているエピソードを教えてください。

⇒今年は5年生の授業で、藁を麻紐で結いました。児童が自分の作業が終わった後に、「他にやることないですか」と主体的に動いて、集中して作業を実施していたのが印象的でした。

 

Q6:竪穴式住居が完成した時の感想を教えてください。

⇒今年も無事、建ったなと(笑)2006年から続いているこの営みを今後も続けていきたいです。

 

おやじの会のメンバーは準備から後片付けまで大活躍。子どもの笑顔にお父さんたちも思わず笑顔に。元気いっぱい、笑顔いっぱいのイベントでした。

11月24日 藁結い教室の様子

 

11月25日 骨組み作成時の様子

 

完成した竪穴式住居の様子