川端龍子生誕140年!代表作を中心に展示
日本画家・川端龍子(1885-1966)は今年、生誕140年を迎えます。龍子記念館および記念館に隣接する旧川端龍子邸が、国の登録有形文化財(建造物)に登録され、その功績は多方面にわたって評価が高まってきているところです。そこで本展では、龍子の生誕140年を記念して、当館が所蔵する代表作を中心に、龍子が生涯にわたって描き出した世界を紹介します | ![]() 龍子記念館で一番人気の作品。川端龍子《草の実》(1931年) |
最晩年には、作家・佐藤春夫にして、「明治以来、今日までのわが芸術界にあって名匠や妙手なら決して少なくもないが、真に巨匠と呼ぶにふさわしいのは、ただひとり川端龍子ぐらいなものではないだろうか」と称えられた龍子の画業を、本展では「大作主義への挑戦」、「青龍社の設立と『会場芸術』」、「晩年の作品制作」の3期に分け、その足跡を振り返ります。 | ![]() 戦闘機を描いた《香炉峰》(1939年)ほか、龍子の代名詞ともいえる大画面の作品が並ぶ |
伝 俵屋宗達《桜芥子図襖》(江戸時代、17世紀)を特別展示(4月13日(日)まで)
本展では期間限定で、龍子が愛蔵していた伝 俵屋宗達《桜芥子図襖》(江戸時代、17世紀)を展示します。桜の季節に、琳派の絢爛な作品をぜひご覧になってください。 ※4月6日(日)は、第35回馬込文士村大桜まつり開催に伴い入館料無料とし、龍子公園を開館時間中、特別開放します。 | ![]() 伝 俵屋宗達《桜芥子図襖》江戸時代(17世紀)大田区立龍子記念館蔵 |

4月15日からは、川端龍子《百子図》(1949年、大田区立龍子記念館蔵)を展示
さらに谷保玲奈の作品展「け這う kehau」を併催(全会期)
2023(令和5)年に当館初の滞在制作を行った、谷保玲奈の作品展「け這(は)う」を本展において併催します。 旧川端龍子邸のアトリエで現代の作家が感じとったイメージを描いた作品によって、アトリエと展示室に新たな彩りが加えられます。 | ![]() 谷保玲奈展「け這う kehau」龍子記念館・展示室の様子 |
〇アトリエ内の作品鑑賞 アトリエ内の作品については、1日3回の公園案内の際に外周からご覧いただけるほか、 会期中の金、土、日曜および祝日の11:30~12:00、13:30~14:00にアトリエ内に入ってご覧いただけます。(各回先着15名)※イベント開催時を除く 事前申込はこちらから | ![]() 谷保玲奈展「け這う kehau」旧川端龍子邸・アトリエの様子 |