東急池上線長原駅から徒歩5分。環状七号線の通り沿いを歩いていると、目に飛び込んでくる楽しげなピンク色の外観。
ここは、1975年創業のメキシコ風アメリカ料理専門店「エル・アミーゴ」です。
店内は、まるで物語の世界に入り込んだかのような楽しい空間。メキシコの建築や色使いを参考にしたカラフル内装が印象的で、まるで小さな旅に出たような気分を味わえます。
壁や装飾のディテールも可愛らしく、店内を見渡すのも楽しいひととき。友人同士や家族連れはもちろん、デートにもぴったりな雰囲気です。
エル・アミーゴのはじまりは、現店主の大島さんのお母さまが、ご主人とのデートで訪れた「エル・アミーゴ」というお店でした。
「こんな楽しいお店をやってみたい」――そんな思いから、その店の名前を受け継ぐのれん分けでスタート。家族で気軽に外食できるお店がまだ少なかった時代にオープンし、気がつけば50年以上の時を重ねてきました。
料理のジャンルは、メキシコ料理とアメリカ・テキサスの食文化が融合した“TEX-MEX(テックスメックス)”。
ハンバーグやステーキといったアメリカンなメニューをベースに、スパイスを利かしたメキシコ風のエッセンスを加えているのが特徴です。
なかでも人気なのが、ジューシーな自家製チョリソー。スパイスの香りが口いっぱいに広がりますが、3歳くらいの子も喜んで食べているそう。
開店以来の一番の人気メニューは、ひき肉がぎっしり詰まった自家製の「チョリソー(968円)」
タコスもこどもに人気で、大人はピリッと辛い「ハラペーニョ」を添えるのがおすすめ。
コーン100%のトルティーヤの「タコス」1,078円(上)。爽やかな辛さのハラペーニョのピクルス(下)
400gのジャンボハンバーグは、常連さんには「ワラジハンバーグ」とも呼ばれる名物メニュー。ボリューム満点でジューシーな味わいは、家族でシェアして食べるのにもぴったりです。
「ジャンボハンバーグ(400g)」(1,958円)に「チーズ」(275円)をトッピング。ライスまたはパン、ミニメキシカンサラダ、ソフトドリンクがセットでつきます
思わず「わあ!」と声が出る料理ばかりですが、見た目のインパクトに加えて小さなこどもから高齢の方まで、世代を超えて一緒に楽しめるのもこの店の大きな魅力。
若い頃にデートで訪れた人が、家庭を持つとこどもを連れて来店し、さらにそのこどもが大人になってまた恋人と訪れる――親子三代にわたって通っている常連さんも少なくありません。
ビールやワインなどのアルコールメニューも豊富
最近は、テイクアウトやデリバリーにも対応し、自宅でTEX-MEXパーティーを楽しむこともできるそう。美味しい料理と、世代を超えて人が集うあたたかな空気に包まれながら、特別な時間が過ごせるお店です。
「ランチタイムは先代で80代の母も店に出ており、さまざまな世代の人に親しんでいただいているお店です」と店主の大島さん