【特集】駅直結で遊びも充実！ 親子で楽しむ「東急プラザ蒲田」

東急プラザ蒲田は、1968年11月にオープンし、2025年で57年目を迎える老舗のショッピングセンター。まだ蒲田駅周辺に大きな建物がなかった時代に生まれ、まちのにぎわいや鉄道の発展とともに歩んできました。

オープン当初の貴重な写真がこちら！ アドバルーンが飛ぶ光景を懐かしく思う人もいるのではないでしょうか？



今ではすっかり、地元の人たちにとって欠かせない存在で、「蒲田といえば、東急プラザ！」と思い浮かべる人も多い場所。館内には、ファッションや雑貨ショップ、グルメを楽しめる飲食店、生鮮食品やお惣菜が並ぶスーパーなどがそろっていて、いつも多くの人でにぎわっています。

そして、人情味のあるまち・蒲田らしく、どこか懐かしくてあたたかみのある雰囲気があるのも、この施設の魅力のひとつです。

親子に特に人気なのが、屋上にある「かまたえん」。実はここ、1968年のオープン当初から営業を続けている施設です。

かつて遊んだ人が、大人になって今度は自分のこどもや孫を連れて訪れる――そんな風に、親子三代で親しまれている場所です。



こどもたちを自由に遊ばせていても目が届きやすい広さなので、近所の保育園のこどもたちもお散歩に訪れます。人工芝が敷かれたエリアもあるため、よちよち歩きのお子さんでも安心して遊ばせてあげられますよね。

「かまたえん」のシンボル的存在が観覧車。都内で唯一の屋上観覧車として知られています。



今あるのは3代目の「幸せの観覧車」。初代の観覧車「お城観覧車」は1968年から1989年まで、2代目の「グレ太の観覧車 フラワーホイール」は2014年まで設置され、地域の人々に長く愛されてきました。




〈上〉初代 通称「お城観覧車」、〈下〉2代目「グレ太の観覧車 フラワーホイール」
しかし、2014年の建物の耐震補強工事にともない、観覧車は撤去されることが決定。最後の5日間に行われた無料開放イベントには、その別れを惜しむ人が約1万2千人訪れ、「思い出のある大切な場所」「残してほしい」という声が寄せられたそう。


観覧車の存続を望み、実際に寄せられたコメント
その思いを受けて、観覧車はリニューアルして再設置されることに。



現在の「幸せの観覧車」という名前は、地域に「幸せを届ける」という意味で、設置時に公募によってつけられたもの。高さは約13ｍ、頂上まであがると地上から約43メートルの高さとなり、蒲田のまちを一望できる“ちょっと特別な場所”になっています。



幸せの観覧車
料金：300円（一周）
※未就学児1人に対して16歳以上の保護者1名無料
※未就学児は16歳以上の付き添いが必要

こどもたちが遊ぶのには、こちらの遊具もおすすめ。



「エコライド」は、自転車のようにペダルをこいで進む足こぎ式の乗り物。東急電車や東急バスをモチーフにしたデザインで、運転手さん気分になれるのも人気の理由です。

エコライド
料金：300円（10分）
※対象年令：3歳以上利用可能
※こども1名に対して保護者1名無料

さらにこちらは、ふわふわのドームの上で飛び跳ねて遊べる「風の丘」。雲の上にいるような気分で、ぴょんぴょんと跳ねながら思いっきり体を動かせますよ。



風の丘
料金：平日300円（20分）／土日祝300円（15分）
※繁忙期の平日は、土日祝日同様の利用時間となります
※入替制の際は15分となります

取材時にちょうど「屋上かまたえん」に遊びに来ていたご家族がいらしたので、大田区の魅力を伺いました！

「かまたえん」には、コンパクトで愛らしいEVキッチンカーも置かれています。祝祭日などのイベント時に使用されます。



夏には、ビアガーデンが営業されて、こどもたちを近くで遊ばせながら、家族で安心して利用できる場所として人気を集めています。





お正月には「獅子舞パフォーマンス」、夏は盆踊りや和太鼓体験ができる「かまたえん空祭り」など、季節ごとに地域の人が参加して楽しめるイベントも開催。

下町らしい人情味のある雰囲気を大切にしながら、地域とともに歩んできた、この施設ならではの賑わいが魅力です。

屋上かまたえん
営業時間：10時～18時
※冬季期間（12月1日～2月末日）の営業時間は10時～17時

屋上で遊んだあとは、7階のアミューズメントコーナー「namco（ナムコ）東急プラザ蒲田店」へ移動してみましょう。

ここには、クレーンゲームや乗り物型のゲームなど、小さなお子さんでも楽しめるゲームがずらり。シールプリント機で写真を撮って、家族で思い出を残すのも楽しそうですね。



namco（ナムコ）東急プラザ蒲田店
営業時間：10時～20時
定休日：年中無休

さらに、同じフロアには、カプセルトイのマシンが並ぶエリアもあり、こどもだけではなく大人もついつい夢中に！



＃C-pla（シープラ）
営業時間：10時～20時
定休日：年中無休

7階には、授乳室やおむつ交換台、ミルク用の給湯設備など、赤ちゃん向けの設備も完備しています。赤ちゃん連れのお出かけも、ここなら安心して過ごせそうですね。


授乳室には個室もあります。場所は「namco（ナムコ）東急プラザ蒲田店」のすぐ裏

たくさん遊んでひと息つきたくなったら、立ち寄りたいのが、4階にある喫茶店「市美多寿 CIVITAS（シビタス）」です。

ここは、東急プラザ蒲田のオープン（1968年）と同時に、宮内庁御用達の老舗果物店「万惣フルーツパーラー」の支店としてスタートした歴史のあるカフェ。レトロな雰囲気の内装にも、どこか懐かしさを感じますよね。


元祖の「万惣フルーツパーラー」は、2012年に惜しまれつつも閉店しました。シビタスでは今もその味が受け継がれています

看板メニューは、銅板で一枚ずつ丁寧に焼き上げる、手作りのホットケーキ。


毎日磨き上げられてピカピカの銅板は、創業以来ずっと使われているもの。ホットケーキに美味しそうな焼き目をつけるために欠かせないアイテムです

創業当時からレシピは変わらず、上質な小麦粉や新鮮な卵、牛乳を使い、外はこんがり中はふんわり。オリジナルのメープル風シロップをたっぷりかければ、やさしい甘さが口いっぱいに広がります。


フルーツホットケーキ

季節のフルーツが添えられた「フルーツホットケーキ」に使われている果物は、親会社でもある老舗・神田万彦から直接仕入れたもの。夕方には完売してしまう日もあるので、早めの時間帯に訪れるのがおすすめですよ。



市美多寿 CIVITAS（シビタス）
営業時間：10時～20時


世代を超えて多くの人に愛され続けてきた「東急プラザ蒲田」。こども連れの家族はもちろん、昔懐かしい雰囲気を味わいたい大人にもおすすめのスポットです。ぜひ遊びに行って、家族での特別なひとときを楽しんでくださいね。

東急プラザ蒲田
東京都大田区西蒲田7-69-1
営業時間：10時～20時（年中無休）※一部店舗により異なります。

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