池上本門寺（日蓮宗大本山）

日蓮宗の大本山である池上本門寺は、700年以上の歴史を持つ開祖・日蓮聖人の入滅の地。 江戸時代、本門寺は、大名や町人からの信仰を集めていました。 境内には、石段、五重塔、経蔵、宝塔などがあり、五重塔の宝塔は国の重要文化財に指定されています。
このほか、江戸時代の大名や絵師（狩野探幽ら）の墓をはじめ、明治時代になってからも、政治家（星亨ら）、作家（幸田露伴ら）、歌舞伎役者など、多くの著名人の墓や記念碑があります。

10月のお会式の際も多くの人が訪れるが、大晦日も参拝客で賑わいます。除夜の鐘は、毎年大行列ができ、先着600名・6人1組のグループになって鐘を撞きます。
大晦日の23時から整理券の配布を始め、元日の午前0時に撞き始めます。元日から正月限定の鳩をかたどった福鳩守（ふくばとまもり）が頒布されます。大堂では、厄除け・開運・家内安全などの正月特別祈願が、また特設会場では、自動車交通安全祈祷が受けられます。

境内の奥には、慶応4（1868）年に、西郷隆盛と勝海舟が江戸城の明け渡しについて話し合いをしたと伝えられる松濤園があり、園内に記念碑が建てられています。
松濤園は、茶人・作庭家として知られる小堀遠州作といわれています。
普段は非公開の「松濤園（しょうとうえん）」を年に一度、期間限定で公開しています。

人形町今半　池上本門寺店
朗峰会館1階の松濤園が望めるレストラン。

大堂を目の前に眺めながら静かなひとときを過ごせるお休み処。