大田区を探訪する「おおたんぼう」。不定期に更新していきます。
今回は東急池上駅〜馬込の往復区間を寄り道しながら楽しむコースをご紹介します!
今回のコース
池上駅〜本門寺通り〜池上会館〜池上本門寺〜本門寺公園〜汐見坂〜龍子記念館〜馬込桜並木通り〜臼田坂-(バス)-大森駅
約2〜3時間で回ることができます!体力に応じて、池上駅まで歩いて戻るのもおすすめですよ。
池上駅
今回のスタート地点です。2021年春にリニューアルされて、さらに便利になりました!
リニューアルされ以前よりスタイリッシュになりました
「ようこそ池上」が迎えてくれました
本門寺通り
歩いていると、「六郷用水物語」を発見しました。六郷用水とは、六郷領(現在の大田区の平地地域)の灌漑を目的として、江戸時代初期に幕府代官小泉次太夫により開削された農業用水です。
池上駅と本門寺の中間地点にありました
池上会館
池上本門寺の階段下から少し歩いた場所にあります。屋上庭園では、区内の景色を一望できますよ。
外観
屋上より池上駅方面を撮影
《せっかくなので、違う時間帯の写真も…》
#uniqueotaフォトキャンペーン2022-23 応募写真の1枚 (angelhime.nig様)
池上本門寺
桜の時期の雨上がりの午後は、たくさんの人々がカメラ片手にお散歩していました!
仁王門×桜。石段を上ると素敵な景色が広がっていました
五重塔×桜のコラボレーション
《せっかくなので、違う時期の写真も…》
2022年10月12日開催の「お会式」より
本門寺公園
本門寺すぐ隣りにある公園です。高齢者向けの健康遊具が整備され、「いきいき体操」が開催されています。
春の訪れを感じます
汐見坂
かつてこの坂から大森の海や舟の白帆、海苔ひび(海苔を付着させるため、海中に立てておく木や竹の枝をたばねたもの)などがよく見えたため、この名で呼ばれるようになったといわれます。この坂道は池上本門寺へ通じる池上道の近道でもありました。
このあたりは坂が多くあります
大田区立龍子記念館
近代日本画の巨匠と称される川端龍子(1885-1966)によって、文化勲章受章と喜寿とを記念して1963年に設立されました。大正初期から戦後にかけての約140点あまりの龍子作品を所蔵し、多角的な視点から龍子の画業を紹介しています。展示室では、大画面に描いた迫力のある作品群をお楽しみいただけます。
撮影当日は展示替えのため休館中でしたが、春が感じられました
馬込桜並木通り
南馬込四丁目11番12号にある桜並木公園が面する通りで、600メートルほどに渡り約90本の桜が立ち並んでいます。
毎年4月には馬込文士村大桜まつりが開かれ、多くの来場者の方で賑わいます。撮影時にはいろんな屋台が並んでいました!
長い桜並木を気持ちよく歩くことができました
臼田坂
坂周辺には大正末期から昭和初期にかけ、萩原朔太郎、川端康成、石坂洋次郎など多くの作家が住み、「馬込文士村」という言葉も生まれました。文士村のメインストリートであったこの坂も、当時は今日と異なり赤土の急坂でした。萩原朔太郎の散文詩「坂」は、この頃の臼田坂あたりを魅力的に描写しています。
「臼田坂」の名は、坂のあたりに臼田姓の家が多かったためといわれています
「馬込文士村」には石碑がたくさんあります
【特集】「馬込文士村ガイドの会」と巡る馬込文士村散策コースの記事も合わせてご覧ください!
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ゴール:大森駅へ到着
総歩行距離は4kmほどでした。バスではなく西馬込駅へ徒歩に変更すると、さらに1kmほどプラスとなります。また、龍子記念館から最寄りのバス停へ移動し大森駅へ向かうと、もう少し歩行距離を短くすることもできます。
「おおたんぼう」を終えて
撮影日が桜が咲く季節でしたので、普段の池上とは少し違った風景を見ることができました。また、起伏のある道もルートに含まれていましたが、午前中に降っていた雨も上がり、気温もちょうどよく心地良い疲労を感じることができました。
※「おおたんぼう」時はもちろん、お散歩の際はこまめな水分・塩分補給をお忘れなく。
今回ご紹介したルートはほんの一例です。あなただけのお気に入りスポットを見つけに、区内を散策してみてはいかがですか?ぜひあなたの「おおた推し」を見つけてみてくださいね!
第1回おおたんぼうはこちら
【第1回おおたんぼう】多摩川駅〜下丸子駅を歩いてみました(R4.6.23)