最後に築地学芸員に、田園調布の魅力について語っていただきました。
「田園都市構想を推進したのは渋沢栄一であっても、まちの美しさや魅力はそれを守ろうとする住民の皆さんの努力と、このまちを愛する精神によって保たれているのではないでしょうか」
大田区立郷土博物館の学芸員の築地貴久さん
多摩川園とは?
多摩川園は大正14(1925)年~昭和54(1979)年に存在していた遊園地。田園都市構想における地域居住者の娯楽施設として開園しました。田園都市株式会社は、関西で鉄道と住宅の造成に成功していた、阪急電鉄をモデルにしました。多摩川園も宝塚新温泉を真似たので少女歌劇団が結成され、大浴場などもありました。
(左上)大田区立郷土博物館提供 (それ以外)大田区立郷土博物館提供、石原裕之氏撮影
周辺の住宅地化や他のテーマパークの興隆など、時代の流れに押されて昭和54(1979)年に閉園しました。
大きな滑り台のアトラクション「大山すべり」は、せせらぎ公園の「大山坂」になっています
田園調布特集はいかがでしたか? 大田区の歴史に触れる、自然の中でリラックスするなど、多彩な時間が過ごせるエリアでしたね。
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