次に訪れたのは「徳持児童館」。こどもたちに人気の徳持児童公園に隣接する児童館です。
2階建ての館内には日当たりのよい遊戯室があり、乳幼児から小中学生まで、幅広い年齢のこどもたちがのびのびと過ごせるよう、さまざまな工夫がされています。
それではここから、徳持児童館の伊勢隆幸館長に館内を案内してもらいましょう!
伊勢館長が案内する
「徳持児童館」
◆遊戯室
伊勢館長:徳持児童館の自慢のひとつが、のびのびと体を動かせる広い「遊戯室」です。ボール遊びや鬼ごっこが好きな子もいれば、カプラやドミノなどのじっくりと集中する遊びを好む子もいますので、多様な遊びができるよう、時間帯ごとに内容を工夫しています。
午前中は乳幼児さん向けのプログラムや季節イベントなどを行っているほか、乗り物型のおもちゃなどで自由に遊べる時間を設けています。
◆工作室
伊勢館長:「工作室」には工作やお絵かきのための材料が揃っています。夏休み中は、週替わりの『工作プログラム』も実施しており、毎日参加する子がいるほどの人気ぶりでした。
◆図書室
伊勢館長:こちらは「図書室」です。小学生に人気の本や漫画がたくさん用意されています。集団の活動から少し離れて、一人で落ち着いて過ごしたいときに利用する子も少なくはありません。
◆学童保育室
伊勢館長:徳持児童館では、学童保育も実施しています。「学童保育室」は、学童保育のランチタイムやおやつで使うお部屋です。帰りの会もここで実施されます。
午前中の「赤ちゃん向けプログラム」でも、こちらを使っています。
◆サクラハウス(別棟)
伊勢館長:別棟「サクラハウス」として独立した、乳幼児専用のお部屋です。おもちゃや絵本がたくさん用意されていて、小学生で館内がにぎわっているときでも、小さな子がのびのび遊べる十分なスペースがあります。
放課後の徳持児童館で、「一輪車タイム」にお邪魔しました。参加していたのは、小学2年から4年生のこどもたち。
「いつも、たくさん練習しているんだよ!」と話すこどもたち。自転車とは違うバランスの取り方に、最初は戸惑ったものの、何度も練習を重ねて乗れるようになったのだそう。
補助台を使ったり、職員が手を添えたりしながら、練習をサポートしています
続いて始まったのが「竹馬タイム」。
多くの子がスイスイと進む様子に驚かされました
始終、歓声が響き、楽しみながら練習に取り組む姿が印象的でした。
「児童館では、家庭や学校ではできないさまざまな遊びを体験でき、学校のクラスとはまた違った友達とも触れ合えます。これは、こどもにとって非常に貴重な経験になると思います」と伊勢館長は話します。
「異なる学年同士が、一緒に遊ぶ中で自然に仲間として認め合っていく――その柔軟性には本当に驚かされます。これからも、児童館はこどもが安心してさまざまな経験や挑戦を積めるよう、見守り、応援できる場所でありたいと思っています」
遊戯室では時間帯ごとにさまざまなプログラムを実施。一角に本や漫画を揃え、くつろげるスペースにすることもあり、さまざまなタイプのこどもが自分のペースで過ごせるように工夫をしています
さまざまな友達や大人との関わりのなかで、社会性や自立心を高めていくこどもたち。
「ここで、友達がたくさんできたんだよ」とキラキラした笑顔で話すこどもたちの姿から、“育ち合い”の場としての児童館の魅力を実感しました。
徳持児童館
大田区池上8-13-4
開館時間:9時~17時
休館日:日曜日、法律に定める休日(5/5を除く)、年末年始(12/29~1/3)
〈小学生プログラム〉
ボール遊び、一輪車、竹馬、工作、集団遊び、季節行事
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大田区の児童館では、こどもたちとその保護者が安心して過ごせる居場所を一緒につくってくれるスタッフを募集しています。
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