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【特集】知るひとぞ知る⁉️ 大田区のユニークなお店を探訪しよう!

※掲載している情報は公開日時点のものであり、変更となる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。

銭湯で食べられる!? 電気石窯で焼き上げる本格ナポリ風ピザ!人呼んで“湯上りピザ”

【蒲田福の湯】(蒲田)



実は大田区は都内で最も公衆浴場が多い銭湯激戦区。様々な装いの39カ所の銭湯が現在営業をしているそうです。昭和風情を色濃く残した昔懐かしい銭湯や、湯そのものにこだわっている銭湯などバリエーションも豊か。そんななかでも「ユニーク」という点でぜひフォーカスしたいのが、JRと東急蒲田駅から徒歩10分弱、京急蒲田駅から約12分の閑静な住宅地にある【蒲田福の湯】です。



広々とした浴槽に加え、露天風呂風にデザインされた岩風呂がオシャレな【蒲田福の湯】さんですが、なにがそんなにユニークなのでしょう? 実はコチラ、銭湯なのになんと手作りのナポリ風ピザを食べることができちゃうのです! では早速ですが頂いてみましょう!



今回オーダーしたのはアメリカンのSサイズ。オリジナルピザソースに、チーズ、ペパロニ、オニオン、ピーマンがトッピングされ、特製ガーリックバターが添えられた王道スタイルのメニューです。



【蒲田福の湯】のピザは本場イタリアのナポリ風を目指した薄い生地を使い、電気石窯で焼き上げる本格派。さっくり軽い口当たりとモッチリとした食感がたまりません! 小麦粉の旨味がたっぷり楽しめる生地は毎日食べても食べ飽きない美味しさです。



個人的にとっても気に入ったのが、添えられているガーリックバター。ピザにトッピングして食べるのもいいのですが、耳部分にディップして食べるのがサイコーです!



でもなぜ【蒲田福の湯】では手作りピザを振る舞うようになったのでしょう。昭和24年に創業した福の湯は、現オーナーの岡崎啓子さん(写真左)のお父様が始めたとのこと。途中、別の方が銭湯を営んでいたそうですが、平成28年に改めて家族経営でやろう、とリニューアルしたのを機に息子である研二さん(写真右)が自らの手作りピザを提供するアイデアを発案したそうです。



それまでラーメン屋の店長として働いていた研二さんは、家業の銭湯を継ぐにあたって「何か自分でも楽しめるモノを取り入れたかった」と言います。そこで思いついたのが、アメリカに住んでいた幼少期に食べて感動して以来、一番の大好物であったピザ。
「当時はPapa John’sっていうチェーン店のピザ屋がお気に入りで(笑)。食べ応えのある豪快なアメリカンスタイルが大好きでしたね」



実はラーメン屋時代に独立してピザ屋をやろうと研究していたこともあったため、腕に覚えのあった研二さん。現在提供しているピザは薄い生地のナポリ風ですが、原点はアメリカだったのです。試食した「アメリカン」に添えられていたガーリックバターのアイデアも実はPapa John’sのサービスを取り入れたもの。ナイスアイデアです!

ちなみにピザだけでのイートインやテイクアウトにも対応していますし、なによりSサイズで500円、Lサイズで1000円というお値打ち価格が嬉しいですよね。Lサイズは大人の胃袋を十分満たしてくれるボリュームなので、ぜひおすすめ。
取材中にも次々とお客さんがピザを買い求めにやってきていたほど地元人気を獲得している湯上りピザ。ひとっ風呂浴びた後に一枚いかが?

蒲田福の湯
住所
大田区蒲田1-12-15
TEL
03-3732-1245
営業時間
14:00〜24:30
※ピザ提供は土日祝17:00〜24:00のみの限定販売
定休日
木曜日
入浴料
大人(中学生以上)460円 中人(小学生)180円 小人(6才未満)80円
ピザメニュー
マルゲリータ/アメリカン/ミックス/マヨコーン/ジェノベーゼ
ピザ価格
L 1000円 S 500円

絶品シンコからカリフォルニアロール、ミニチュア握りまで!? 知る人ぞ知る『地元民が自慢したい個性派お寿司屋さん』

【高砂寿司】(東雪谷)



カウンターの向こうで寡黙な職人さんが技を凝らしたこだわりのネタを静かに堪能する…。
回らないお寿司屋さんといえばそんな楽しみ方が一般的ですよね。ですが、こちらの【高砂寿司】さんは一味違います!

東雪谷で二代続けて地元に根付いている老舗で“美味しい”お寿司屋さんとして知られている【高砂寿司】。その特徴は一流の腕を持ちながらも、「お客様に楽しんで頂けるならなんでもトライしてみよう!」という信条の下、ちょっと変わった寿司からアイデア満載の企画までお客さんを飽きさせない工夫を凝らした、美味しくて楽しいお寿司屋さんなのです。



例えばこちらのミニチュア寿司。手前に置かれているお箸とのサイズの違いでどれだけ小さいかわかっていただけるでしょう。なんと米一粒をさらに小さく切ってこのサイズにしているんだとか。
それにしてもこの小ささには驚愕です。ご主人がどれだけ繊細な技を大事にしているかがわかりますよね。



通常のまぐろ一貫と比べてみるとその小ささは一目瞭然! 作り始めたキッカケもやっぱり「お客様に驚いて頂きたい」と思ってチャレンジしたのが始まりだそう。



さらにこちらはアメリカ西海岸のSUSHI BARに行くと必ずと言っていいほどラインアップされているアチラの定番メニュー、カリフォルニアロール。
ん? 高砂寿司は先ほども書いたように二代続いている老舗寿司店。むしろこういった類は邪道と思うんじゃないかって? そう、そこが店主、菅田勇樹さんのオープンマインドなトコロなのです。
実はその昔、このお店を改装するため長期で店を閉めた際にご店主、なんとアメリカに数ヶ月間出稼ぎ?に行っていたそうです。その旅のなかでアメリカ人がSUSHIをどう捉えているか、がとても参考になったんだとか。



その時の経験も踏まえ、カリフォルニアロールを始めとしたアメリカ風のものを揃えたり、メニューにも英語版を用意するなど、外国人を意識した営業展開を取り入れました。
その結果、羽田空港が近いこともあり、外国人のお客さんが急増! なかには日本に来る度に寄ってくれるという“常連”さんも少なくないそうです。



もちろん和食の誇り“江戸前寿司”にこだわるのも忘れてはいません。例えばこちらの「シンコ」。コハダの幼魚で仕入れも高値なのですが、何より繊細さを必要とする仕込みに手間の掛かるネタ。こういったネタを積極的に取り入れるのも【高砂寿司】のこだわりなのです。



こちらはバラエティ溢れる新鮮なネタが存分に楽しめる人気メニュー「ばら寿司」。営業日には毎朝豊洲市場に出向き、良いネタを仕入れているからこそできるメニューでもあります。



また、寿司の美味しさの可能性を提案してくれる「プレミアムワインパーティー」という寿司ネタに合うワインが堪能できる企画を定期的に開催するなど、従来の寿司店にはない楽しいアイデア企画も。それもこれも二代目店主の勇樹さん(写真左)と奥様の嘉子さん(写真右)が「お客様が楽しめるならば」という柔軟な思考の持ち主だからこそ。



老舗で味も確か、それでいて時代にマッチした感覚で日本古来から親しまれている“寿司”をブラッシュアップし続けている【高砂寿司】。どうです? ちょっと一貫つまみに来訪したくなったでしょう。

高砂寿司
住所
大田区東雪谷5-9-2
TEL
03-3729-0842
営業時間
11:00〜14:00(ラストオーダー13:30) 17:00〜22:00(ラストオーダー21:30)
定休日
火水
プレミアムワインパーティー情報はコチラ

大田区発祥!昔懐かしいあの“あげパン”がより美味しくなって話題沸騰!

【東京あげパン】(鵜の木)



さっくさくフワフワでほんのり甘い、給食の人気メニュー「あげパン」。実は大田区が発祥ってご存知でしたか?
第二次世界大戦が終わって7年、いまだ多くの人が貧しかった昭和27年。大田区鵜の木にある嶺町小学校で給食を作っていた調理師の篠原常吉さんは、インフルエンザに罹患した子どもたちが学校を休んだ時に、給食に出たコッペパンを揚げて砂糖をまぶして食べやすくして子どもたちに届けさせてあげました。
固くなってしまったパンでも油で揚げれば元の柔らかさが戻るし、油や砂糖は栄養源になると考案した「あげパン」は学校給食コンクールでも話題になり、その後正式に学校給食のメニューとなったそうです。

そんな大田区の歴史に名を刻むあげパンを、まさに発祥の地である大田区鵜の木にて復活させたのがこちらの【東京あげパン】。東急多摩川線鵜の木駅にある実店舗こそ現在休業中ですが、通信販売で購入できる他、全国の催事イベントでもひっぱりだこになっているほどの人気のお店なんです。



あげパンに適した専用コッペパンを独自開発し、時間が経ってもベタつかないドーナッツ油を使うことで、グルメな現代人が食べても美味しいと感じられるようにこだわったという【東京あげパン】。
 ベーシックな味は4種類(全て1個税込216円)。(上記写真左上から右下へ)あげパンの原点を感じさせてくれるシュガー、優しい甘さで人気N0.1のきなこ、女性人気の高いシナモン、ほろ苦いブラックココアというラインアップ。どれもシンプルにあげパン本来の素朴な美味しさを追求した味です。



もっとあげパンを楽しみたい! って人にはクリームを挟み込んだタイプや惣菜系など9種類のバリエーションもご用意。
(上記写真左上から右下へ)クリームを挟み込んたタイプは7種類(全て1個税込303円)。バニラビーンズを練りこんだみんな大好きカスタード、きなこにクラッシュピーナッツ入りのクリームのつぶつぶピーナッツ、口どけの良いチョコレート、ほんのり酸味がほどよいレアチーズ、きなことあんこの組み合わせが絶妙な小倉あん、スイーツ的な高級感が人気の渋皮マロン、しゃきしゃき食感がくせになるふじりんご。惣菜タイプは程よくスパイスが効いたキーマカレー、そしてロシアの揚げパン、ピロシキの2種類(全て1個税込303円)です。

いかがでしかか? 懐かしさだけではない美味しさにまでこだわった【東京あげパン】。元々はラ・ヴェールというパン屋さんから始まっているだけに、催事イベントに出店する際はあげパン以外の限定パンなども販売している模様。もちろん今回紹介したあげパン達は全て通信販売で購入可能なので、気になる方は下記のHPをチェックしてみてくださいね!
東京あげパン
公式HP(通信販売はコチラ):
TEL
03-6715-2211
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