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【特集】“真”らーめんドコロ大田区のエリア別『間違いないお店』(第3回・雪が谷大塚・矢口渡)

大田区の「間違いない」ラーメン店

都内有数のラーメン店密集地帯、大田区の「間違いない」ラーメン店をご紹介していくこの連載も3回目。
今回は激戦区蒲田を離れ、その他のエリアを覗いてみましょう。密集エリアじゃないからこその個性的なお店が登場しますよ。

※掲載している情報は公開日時点のものであり、変更となる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。


【その他のエリア】


大田区は湾岸エリア以外では閑静な住宅地が多いのですが、わざわざ足を運びたくなるような強烈な個性のあるお店が多い傾向があるようです。



ここでご紹介する、【その他エリア】のお店も、そんな個性派のお店ばかりが4店舗集まりました。どのお店も、自らのラーメン作りに一家言を持つこだわりのお店ばかり。その中から今回は2店舗をご紹介します。



大田区map

[雪が谷大塚]『つけ麺 たけもと』

新しい“味”と“素材”に自信あり!

鶏と魚介の煮玉子つけ麺

鶏と魚介の煮玉子つけ麺
麺:オリジナル配合太麺、ストレート
タレ:醤油ベース
スープ:国産伊達鶏、煮干し、魚介、昆布、しいたけ
具材:煮玉子(奥久慈卵)/チャーシュー2種(豚、鶏)/支那竹/

和食、高級イタリアンレストランと渡り歩いた店主が、「自らのこだわり」を100%注ぎ込める料理を提供する店として辿り着いたのがこちらの『つけ麺 たけもと』。
スープ材料、具材とどれ一つとっても徹底的に素材を吟味。その味を最大限引き出したつけ麺及びラーメンを提供してくれる同店の看板メニューがこちら。

まる一日以上煮込み旨味を引き出した国産伊達鶏スープをベースに、5種類もの魚介、煮干し、昆布を加えて仕上げる濃厚つけ汁は、コクがありながらも上品にすっきり仕上げているのが特徴。

そこに中力粉と強力粉を独自配合した、しっかりとした味と香り、そしてコシの強い太麺が絡めばもう最高!特筆なのは、濃厚なのに甘みがあり中毒性の高いつけ汁の味わい。濃厚系つけ麺は数あれど、今までに経験したことのない味覚が刺激されてしまって箸が止まらくなること請け合い、です。

鶏と魚介の煮玉子つけ麺
当然、具材一つ一つにも手を抜かないのがたけもと流。チャーシューは豚ロースと鶏の2種類がトッピングされますが、豚は低温調理によって柔らかく甘みがあり、レアに仕上げているのがポイント。香り付けに八角を使っているので上品な香りが口に広がります。また、煮玉子は茨城のブランドたまごである奥久慈卵を贅沢に使用しています。

薬味の揚げ鶏皮 柚子八味
様々な楽しみ方ができるのも、たけもとのつけ麺の醍醐味。スープが冷めてしまったときの焼き石(画像右上)、薬味の揚げ鶏皮(画像左上)、店舗でも販売している絶品調味料「柚子八味」(画像左下)、そしてつけ麺に欠かせないスープ割り(画像右下)は、専用にしっかりダシを取った割りスープなので、ぜひお試しあれ!

東京軍鶏そば
東京軍鶏そば
麺:オリジナル配合細麺、ストレート
タレ:醤油ベース、鶏油、煮干し、鰹節
スープ:東京軍鶏ベース
具材:チャーシュー2種(豚、鶏)/支那竹/玉ねぎ・紫キャベツ

同店のもう一つの人気メニューがこちらの「軍鶏そば」。軍鶏と野菜からとった、甘みと旨味溢れるダシを使った醤油スープ。そしてこだわりの細麺のコンビネーションは、濃厚系のつけ麺ともまた違う鮮烈な印象を与えてくれます。特に鶏と野菜の自然な甘みがたっぷり溶け出したスープは、日本人に生まれてよかった!って思っちゃう美味さなのです。

さらにトッピングの新鮮な玉ねぎと紫キャベツが、食べ進めていくとイイ仕事をするんです。これら野菜の甘みが自然とスープに溶け出すと、スープの風味が変わってくるのです。元々のコクに加え甘みが強くなって柔らかい印象に変化していくのが楽しめます。

▪店主から一言!


刈屋さん
「スープやオリジナルブレンドの麺、そして一つ一つの具材まで全てイチから手作りしています。素材の産地にまで徹底してこだわる理由は、その素材の持つ味=実力を丁寧に引き出したいから。これからも良いもの、良い味を突き詰めて参ります。ぜひお越しください」(店主、刈屋さん)

店舗情報


つけ麺 たけもと
店名
つけ麺 たけもと
アクセス(最寄駅)
東急池上線雪が谷大塚駅
営業時間
11:00〜15:00 17:00〜23:00
定休日
電話番号
03-6421-9199

[矢口渡]『中華sobaいそべ』

至高の麺を“白”と“黒”の醤油で堪能

白旨特製ワンタン麺

白旨特製ワンタン麺
麺:細麺、北海道産小麦使用自家製麺(春よ恋など数種類をブレンド)
タレ:白醤油ベース
スープ:豚肉、鶏肉、煮干し、昆布、節類、干し椎茸他
具材:エビワンタン3個/肉ワンタン3個/チャーシュー×2(焼き豚、鶏)/九条ネギ/支那竹/海苔

琥珀色の白醤油ダレに、どこまでも澄んだダシを合わせた淡麗スープ。そこに自慢のツルツル麺とワンタンを組み合わせた至高の一杯、それが『中華sobaいそべ」の提供する「白旨特製ワンタン麺」です。

しっかりとした食べ応えのワンタンはエビと肉の2種類。エビワンタンはエビの芳醇な香りが楽しめ、肉ワンタンは肉のジューシーさがたまりません。このワンタンだけでも食べにくる価値があると言えます。

白旨特製ワンタン麺

とはいえワンタンはあくまで具材。麺とスープにこそいそべのラーメンの真髄が込められているのです。特に、食べ始めすぐその存在感に気付かされるのが“麺”。一口すすっただけで、麺好き日本人ならではのこだわりが詰まったコシと喉越しに驚くことでしょう。それもそのはず、この麺は北海道産小麦粉を使い、麺本来のツルッとした喉越しを目指して徹底的に研究を重ねた逸品。厨房横にある製麺機で店主自ら製麺しているのですから味は保証付きなのです。

白旨特製ワンタン麺

この麺を盛り立てるのは、国産白醤油をベースとし、贅沢に豚と丸鶏の肉で取ったスープ。通常であれば豚骨などでスープを取ることが多いのですが、いそべでは雑味のないクリアなスープを、という理由で肉部分のみを使用。まるでコンソメスープを取る要領で取られたダシスープは、淡麗でありながらコクと旨味がたっぷり。

「しめごはん」を使ったダシ茶漬け

そんなこだわりのスープを最後の一滴まで味わえるのが別注文の「しめごはん」を使ったダシ茶漬け。

薬味とわさびが添えられたご飯にスープをかけて頂くのですが、これがまた絶品!わさびと薬味の効果もあり、ラーメンとは印象がガラリと変化。旨味そのままでよりあっさりとなり、そこそこ満腹でも文字通りサラサラっといけちゃいます。あくまで個人的にですが、これ頼まなかったら損します(笑)。ぜひ試してほしいですね。

黒旨特製つけsoba

黒旨特製つけsoba
麺:太麺、北海道産小麦使用自家製麺(春よ恋など数種類をブレンド)
タレ:濃口醤油ベース(4種の醤油を配合)
スープ:豚肉、鶏肉、煮干し、昆布、節類、干し椎茸他
具材:エビワンタン3個/肉ワンタン3個/細切りチャーシュー/九条ネギ/支那竹/刻み海苔/三つ葉

いそべの麺、スープ、ワンタンそれぞれをより鮮烈に味わえるのがつけsoba。そして白醤油を使った“白”に対して4種の醤油を配合した“黒”を楽しめるのが『黒旨特製つけsoba』。

つけsobaの特徴、それは「麺の喉越しとコシ」をよりダイレクトに味わうことができる点です。麺のこだわりは先ほどと同様ですが、こちらはもちろんつけ麺用によりコシを強く、よりもちもち感を求めた専用の配合となっています。麺に目がないアナタは絶対にお試しするべきですよ!
黒つけ汁は生醤油、二段仕込みなど4種類の醤油を独自配合した、醤油本来の香りと旨味を最大限引き出した濃いめの味付け。これが太麺と合うんです。

黒旨特製つけsoba


ちなみにつけsobaの場合、つけ汁を濃いめの味付けにしているため、ワンタンはワンタン用スープに浸った状態で別皿にて提供されます。そのまま食すもよし、つけ汁に浸すもよし、お好みでどうぞ。

▪店主から一言!


磯部さん
「当店のラーメンは全て無化調ですので、健康に気を使ってらっしゃる方にもオススメです。スープが白醤油の白と、4種を配合した濃口醤油の黒の2種類にそれぞれ中華そばとつけ麺を設定しております。加えてワンタンも2種ご用意しておりますので、お客様のお好きな組み合わせで楽しめると思います。ぜひご来店ください」(店主、磯部さん)

店舗情報


中華sobaいそべ
店名
中華soba いそべ
アクセス(最寄駅)
東急多摩川線矢口渡駅
営業時間
月金11:30〜14:30/火木土日11:30〜14:30 18:00〜21:-00
定休日
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